2014年7月30日水曜日

OLYMPUS OM-D E-M10 レビューその2:実際に使ってみて

※このエントリーは「しるこや」の比較的きちんとしたレビュー記事をBlogger移転を考えて試しにアップしたものです。オリジナルのエントリーはこちら
→ 「OLYMPUS OM-D E-M10 レビューその2:実際に使ってみて


ほんの一時期ですが(苦笑)、OLYMPUSのミラーレス機、OM-D E-M10を使っていましたので、簡単なレビューなどしてみようかと思います。

OLYMPUS OM-D E-M10 レビューその1:ひとことで言うと
・OLYMPUS OM-D E-M10 レビューその2:実際に使ってみて
OLYMPUS OM-D E-M10 レビューその3:不満点と手放したわけ

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求めている性能・装備をほぼ搭載していて、それ以上に遊べそうな機能がある。
しかし、実際の使い勝手はまた別の話、なんてことはよくあります。


E-M10で気になっていたのは、背面ダイヤルの位置です。

グリップを包むようにカメラを構えると、右手親指がどうしても背面ダイヤルに届きにくく、ダイヤルを操作する度に右手の位置を変える必要があります。
ただ、逆(?)に、まず前後ダイヤルに届きやすい位置に指を持っていくと、前後ダイヤルも回しやすく、カーソルボタンも操作しやすくなり、思っていたよりもずっと使いやすかったです。

この場合、グリップを握ると言うよりつまむ・手を添えるといった感じになりますが、それでも実際に使っている時は気にならないので、問題ありませんでした。
もちろん、手の大きさやホールディングの仕方の好みなど個人差があるので、やはりこういった部分は実際に触ってみないとわかりにくい部分でもあります。

EVFのキャッツアイ・コントロール。

環境光の明るさに応じてEVFの明るさも調節する機能ですが、どんな状況でもEVF内の画像に見づらさはなかったので、気づいてはいませんでしたが(笑)、的確に機能していたのだと思います。
そうそう、視度補正が-4まであるのは良いですね。自分でもギリギリ裸眼で大丈夫なレベルだったので、ありがたいです。

EVFが144万ドットとE-M1や他社モデルに比べて劣る部分ではありますが、こちらもまったくストレスはありませんでした。より優れたものと比較して見れば違いはわかるのでしょうが、わざわざ相対評価する必要はないかな、と。

P6210109

被写体を見つけ、カメラをかまえる。
カーソルボタンでAF位置を移動しシャッター半押し。好みで前後ダイヤルで絞りや露出補正をする。
また、シャッターボタンを半押ししてAF動作をさせ、必要とあればフォーカスリングをいじる。
自動的にフォーカス位置が拡大され、さらにはピーキングでよりシビアにフォーカスチェックできる。

E-M10は、こういった撮ることに関する至れり尽くせりの動作が、実にシームレスにできました。

ボタンを押しながらダイヤルを回し、各種設定を変更できる、Fn2ボタンもとても便利でした。

自分の好みのアスペクト比は3:2で、4/3だと撮影素子の面積が少し無駄になってしまう(貧乏性)。でも、サブカメラなのだからもっと気楽に使えばと思い直し、いろいろアスペクト比をかえてみて楽しみました。
そういった時もFn2+ダイヤルでのアスペクト比変更はとても楽です。

オートフォーカスの速さと精度。

像面位相差が流行っていますが、動きモノを撮る機会は少ないので、特に気になる部分はありませんでした。フォーカス速度も速いと思います。

ただ、「透明度がそれほど高くない池の中を泳ぐメダカ」を撮影しようとしましたが、フォーカスが間に合わず、うまいこといきませんでした。これはNikon 1 J2ではしっかりと撮れていました。もっとも同日に撮ったものではなく、光線の状態も違うでしょうから、厳密な比較とは言えませんが。
(Nikon 1シリーズはミラーレス機の中では最高のフォーカス速度と精度を持つものなので、もちろん違いはあると思います。)

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と、E-M10に関してあまり悪いところはないというレビューなのですが(いや、実際そうなのですが)、じゃぁなんで今手元にないのか? といったところは、また次回に書いてみようと思います。

OLYMPUS OM-D E-M10 レビューその1:ひとことで言うと
・OLYMPUS OM-D E-M10 レビューその2:実際に使ってみて
OLYMPUS OM-D E-M10 レビューその3:不満点と手放したわけ
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