Canonのミラーレス機最新モデル「EOS M5」。電気店で先行展示してあったので、少しだけ触ってみました。
まずはグリップですが、私の手にガッチリ! とまではいきませんが、なかなか良いフィット感。カメラを楽にホールドできそうです。
サイズはたしかに小さい方ですが、思っていたほどコンパクトさは感じませんでした。
まぁGM5やα6000を身近に見てきたからでもありますが(笑)。
持った時に凝縮感というよりは重量感があります。安っぽさはないですね。
気になっていたツートンカラー具合ですが、それほど色の差はなく、気にするほどのものではありません。
一部ネットでい言われていた「軋む感じ」ですが、私が触ったボディには軋みはありませんでした。
少なくとも私が通常使う分には軋みは発生しないということですかね。個体差とかだったら困りますが。
EVFの見えや大きさは十分でした。拡大MFもやりやすかったです。
屋外晴天時の見えは実際に見てみないとわかりません。結構表示が明るかったので、調整すれば何とかなりそうです。
本当は照度オートの設定があれば良いのですが。
あと、EVFを自然な感じで覗けるのが良いです。
FUJIFILMのX-T10はアイカップがとても浅く、鼻が邪魔をして目と接眼レンズ部が離れてしまいます。
EVFは光学ファインダーに比べて環境光に良いので、その隙間を遮りながら覗こうとすると、ちょっと不自然な覗き角度(?)になっちゃうんですよね。
FUJIFILMはもう少し「機能美」を勉強して欲しいものです。
それに対してEOS M5は十分なアイカップの深さ・厚みがあるので、特に意識することなくEVFを覗けます。
シャッターフィールですが、EOS M3を少し柔らかくしたような感じです。
この音なら、「シャッター音量が大きい」「シャッター音質が変」など、残念に思うことはありません。
ただ静音シャッターの機能がないのは、残念ですね。
EOS M3ではAF+MFでフォーカス位置のオート拡大をすると、フォーカス位置を移動するときにも拡大されたまま(いちいち拡大を解除しなくてはいけない)、という挙動で少々面倒くさそうに思っていました。それが、EOS M5ではフォーカスオート拡大の設定でもフォーカス位置の移動は通常表示で可能になりました。
またタッチパネルでフォーカス位置を移動する機能はやりやすく、便利です。
以上、ざっと触ってみた印象ですが、EOS M5はとても良いカメラに思いました。
Canonだから動画機能も安心ですし、色々な機能があって十分な操作性を持ち、ちょこっと本格的な撮影も可能なモデルで、とても魅力的です。
できたら私も手に入れたいものですが、Capture OneがEOS Mのレンズに対応するまでは、待つ必要がありそうです。