2019年12月11日水曜日

Nikon Z50の残念なところ

ようやく登場したNikonのAPS−Cサイズセンサーを採用したミラーレスカメラ、Z 50。
私は以前Nikonユーザーで、その操作性にしっくりくるものがあったために、このカメラに触れるのを楽しみにしていました。


ミラーレスといえども、他社のものほど小型ではありませんが、その分各ボタンの配置などに窮屈さがありません。
また、しっかりとホールドできる大きめのグリップや見やすいEVFなど、触ってみると分かる「使う道具」としての良さを感じます。

ただ一点だけ、なんでこんな仕様にしたんだろう、と思う部分があります。

それは「ヒストグラムと水準器の同時表示ができない」ということ。



Nikon Z 50では撮影時にEVF内でヒストグラムと水準器の同時表示ができません。そのためDISPボタンで切り替える必要があるのですが、それがタッチパネル仕様、しかも一番遠い場所に置かれてしまっています。

EVFを覗きながら何のひっかかりもないタッチパネルを探って場合によっては3度押す……。実機で試してみたのですが、誤タッチも起こり、かなりストレスでした。
寒い季節の登山経験があるため、これからの季節、手袋をしてしまうとDISP切り替えできないのでは? と考えてしまいます。まぁ、そう機会が多いとも思えませんが。

ハデな機能・性能はないけれど、とにかく使い勝手が良い、というのがNikonの印象でしたので、EVFの表示関連には首をかしげてしまいました。

他メーカーのモデルでヒストグラムや水準器を便利な目安として使っていたので、この点でNikon Z 50に手を出しにくいです。
もちろん、必ずしもみんながみんな使う機能でもないので、あくまで自分の場合ですが。

ファームアップでヒストグラムと水準器の同時表示ができるようになるか、DISP切り替えを露出補正ボタンかファンクションボタンあたりに割り当てられるようになれば、良いのですが。

以上が、質感やホールド感は好みなNikon Z 50だけど、ここは残念だなぁ、と思った点でした。
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