長期間Blogを更新していない間に、フェイクと思っていたNikon Z fcが実際に発売されました。またフラッグシップ機のZ9も登場し、Olympusの次になくなってしまうメーカーなのでは? と心配されていたNikonが、一気に息を吹き返しました。
しかし、ミラーレス機も、より一層盛り上がっていくのかと思いきや、世界的な半導体不足で新機種も既存モデルも供給が追いつかず、もどかしいばかりです。
今更ながら、店頭でZ fcを触った感想など。
見た目ですが、思ってたより大きいなと感じました。横幅134.5mmと、APS-Cミラーレス機としては実際に大きいです。持ってみたところ、「軽い!(445g)」と驚き 。前述の大きさからくる反動もあるのですが、なんだか空き箱を持ったような感じです。
一部金属を使用したボディとのことですが、質感の良さはあまり感じられず。軽さやカメラのデザインから、「良い意味でのおもちゃ」という印象です。
グリップのないデザインですが、思ったよりホールド感は悪くなかったです。これはマウントされていたのが小型レンズ(NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR)だったからかもしれません。
肝心のマニュアル風操作ですが、似たような操作感のFUJIFILMに比べて整理しきれていない感じです。個人的には「ISOオート時には上限ISOをISOダイヤルで設定したい」という直感的な操作ができないのが大きなマイナスです。
実機を触っていて「あれ、この操作感変じゃないかな?」と思った点があり、サポートに質問しました。後日ファームアップでその部分が修正されたので、今後も操作性改善のファームアップはあるかも? と期待してしまいます。
私が以前使っていたのはNikon new FM2のブラックモデルでしたので、この Z fcは、あと一歩自分の中のノスタルジーに届きませんでした。今後操作性が改善され、もう少しコンパクトになったZ fcブラックの登場を夢見ます。もっとも、レフ機デザインでなくSPのようなレンジファインダータイプのデザインの方が、よりミラーレスらしい自由なデザインを象徴していて、出て欲しいなと思います。